CANON(キヤノン)のAED事業
今日はAED販売店の一つ、CANON(キヤノン)を紹介しよう。
キヤノンという会社は知っていると思うが、AEDの販売を販売している事はしっておったかな?
そうですねー。キヤノンはよく知ってますけど、AEDを販売しているとは思ってなかったです。
そうじゃろう。キヤノンはAEDのメーカーではないし、AEDは主にBtoBの商品じゃから、あまりイメージが湧かないのも当然かもしれん。
キヤノンはBtoBの広いネットワークをもっておるから、そのネットワークがAED販売における強みになっておるのじゃと思う。
そうなんだ!BtoBでいうと、プリンタとかも扱ってますよねー。そういう商品を提供している会社にAEDも販売したら効率いいですよねー。
そうなんじゃ。さらにキヤノンが提供するコピー機等はメンテナンスも必要だったりするが、AEDも同様じゃ。コピー機等のメンテナンスにあわせてAEDのメンテナンスも行う、などの仕組みができるとよさそうじゃな。
そうですねー。定期的にキヤノンの担当者がAEDを見てくれたら安心ですね。
そうじゃな。AEDは基本的には設置先の担当者が毎日日常点検をして、消耗品の交換なども行う事が原則じゃ。ただしこれを着実に行っていくのはなかなか難しいというのも実情じゃろう。このあたりのサポートにメリットを感じるユーザーも多いのではないかと思う。
そうですね。サポートあったらありがたいですね。
実際に、キヤノンはAED見守りパックというサポートサービスを提供しておる。有料ではあるが、この契約をすれば、10ヶ月に一度、キャノンのスタッフが訪問し、AEDについての安全管理情報の提供と消耗品の交換を行ってくれるんじゃ。
それは有り難いサービスですねー。そういうサービスがあると安心ですね。ヤギ先生ありがとうございます!
そうじゃな。ではキヤノンの会社情報などみていこう。
キヤノンの会社情報
会社名 | キヤノン株式会社 |
本社所在地 | 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 |
設立 | 1937年 |
資本金 | 1747億62百万円(2014年12月現在) |
売上高 | 連結:3兆8000億2710万円(2015年12月期) |
従業員数 | 連結:18万9571人(2015年12月) |
キヤノンの取扱製品について
キヤノンは現状4メーカーの6製品を主な商品として扱っておる。主要なメーカーの製品は殆ど扱っておる点はさすがじゃ。低価格モデルから高機能のものなど、幅広いラインナップからAEDを選択できる。
AED-3100
引用元:日本光電公式HP
(http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/
resp_resus/def/aed3100.html)
AED-3100は唯一日本製のAEDを生産している日本のAEDメーカー、日本光電の主力のAEDです。日本光電は5,6年に1回程新しい製品を投入してきているイメージですが、このAEDは数年前にリリースされた日本光電の最新のAEDです。
特徴的なのは、耐用年数が8年というAEDの中では最長の期間である事です。AED-3100の前身のAED-2100は耐用年数6年で、一般的な7年よりも短かったのですが、そこから2年伸びました。耐用年数が長くなると耐用年数一杯使用する場合の年間でみたコストが下がります。
電極パッドはプリコネクト式で初めから本体に装着されています。この状態でセルフチェックをするので消耗品の状態もモニタリングできるため、消耗品の期限監視も可能な上、その情報を電波で飛ばし、遠隔監視ができる機能も無償で提供しています。
さらに切り替えスイッチでモードを切り替えれば成人にも小児にも同じ電極パッドで使用できるなど、AEDに求められる機能をほぼ網羅しているといえる高機能なAEDです。
AED-2150
引用元:日本光電公式HP
(http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/
resp_resus/def/aed2150.html)
AED-2150は、液晶画面がついたAEDです。AED-3100の前身であるAED-2100に液晶画面がついたモデルで、AED-2100と同じ時期に売り出されたAEDです。
AED-2100は耐用年数が6年であることを除けば機能的にはAED-3100とほぼ同じです。そういったスペックのAEDに液晶画面がついたモデルなので、本当にあらゆる機能を搭載したAEDというイメージです。
液晶画面のメリットは、騒音等で回りがうるさく、音声ガイダンスが聞こえなくても画面を見て操作できる、というところが挙げられます。また緊急時は焦っているので、音声ガイダンスを聴き逃したりする可能性がありますが、画面に図と文字がでていれば、聴き逃しても目で確認することができます。また耳が聞こえない人でも使えます。
そういった、うるさい場所での使用や、耳の聞こえない方の使用が想定される場合は検討すると良いAEDだと思います。
レスキューハート HDF-3500
引用元:https://www.aed.omron.co.jp/product/
このAEDは、非常にコンパクトな事が特徴のAEDです。非常に新しいAEDですが、コンパクトにおさめているため、成人・小児の切り替えスイッチはありません。
小児への使用が想定される場合は別途小児用パッドを用意する必要がありますが、その必要がなければ1.1kgと非常にコンパクトで軽く、持ち運びにも便利なので、メリットあるAEDだと思います。
防水防塵性能もIP56と高く、AEDの中では最高です。水や塵に強いので、屋外に持ち出しても安心できる点も特徴かと思います。
ハートスタート HS1+
引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/philips/hs1/index.html
HS1+は、日本で大変普及したHS1を日本用にモデルチェンジしたモデルだそうです。HS1は明るい水色でしたので、色が変わってます。
この機種は、本体正面にあるレバーを引くと電源が入る、というAEDの中では珍しい仕様ですが、この機種が普及しているため見たことがあるひとも多いかもしれません。
AEDを入れるケースがスタイリッシュで、保管時はこのケースに入っている事が多いため、このケースの見た目で覚えている人も多いかもしれません。
ハートスタート FRx+
引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/philips/frx/index.html
FRx+は、こちらも日本で普及したAEDのFRxを日本用にモデルチェンジしたモデルです。HS1は防水防塵性能が弱い部分がありましたが、この機種はそこを強化してあり、堅牢性が高められた機種です。
また小児用キーをさすとモードが小児用モードに切り替わり、同じ電極パッドで小児にも使用できる仕様となっています。小児用キーは別売なので購入する必要があるのは難点ですが、同じ電極パッドで成人と小児に使用できるのは、HS1と比較したメリットといえます。
ZOLL AED Plus
引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/zoll/plus/index.html
AED Plusは電極パッドが一風変わったAEDです。このAED以外のAEDは、電極パッドが2つに分かれていますが、この機種はつながっていて、つながっている部分の真ん中に、加速度センサーがついています。
この電極パッドを正しく装着すると、胸骨圧迫をする部分に加速度センサーがくる形になります。その上で胸骨圧迫を行うと、センサーが深さや速さを感知して、適切な深さ、速さで胸骨圧迫できるように音声ガイダンスでアシストしてくれます。
AEDの使用と同時に正しい胸骨圧迫を行う事が救命のためには非常に重要ですが、この機種はその部分をサポートする機能をつけたAEDです。
というところじゃが、キヤノンや、キヤノンが扱うAEDについて理解してもらえたかな?
はい!ありがとうございます。
よく名前を知っているキヤノンから買うなら安心できますね!それに沢山AEDを扱ってますから、選べるのが嬉しいです。
ヤギ先生、今日もありがとうございました!